萩編 その3 幕末の空気ただよう場所

8月9日(月) つづきのつづき

『カフェテリア異人館』で軽い休憩をとった後、

また自転車を走らせ、萩市内を走ります。
次に向かったのは、鍵曲(かいまがり)という場所です。

事前に萩について調べたところ、この鍵曲という場所は

幕末ッ!という雰囲気を醸しだしていて、

萩に行ったら絶対見るべき場所の1つです。
撮影にもよく使われたりするそうです。
さて、どんな場所なのか…、早速、自転車を走らせて向かいます。


どーん!!

うわぁぁ、スゲェー!(大感動)
こっ、これはスゴイ、スゴイですよ!
まさに幕末! っていうか江戸時代じゃないですか!
あまりに感動したので、この通りを4往復もしました(笑)

そもそもこの鍵曲は、敵からの追跡を防ぐため、

わざと路地を直角に曲げているのだそうです。ヘェー。


すっかり気を良くした私は、そのまま萩城へと自転車を走らせます。
途中で『夏みかん工房』に寄り、お土産を購入。
夏みかんは萩の特産物です。
いたる所に夏みかんの木が生い茂っています。
で、こちらのお店では、夏みかんのママレードが有名だそうです。

ここで、突然の雨!
慌てて自転車を走らせ、萩城の手前にある萩史料館 

駆け込みます。
さ、
寒ッ…!!
なんと、館内は冷房がこれでもか! というほど効いていて、

震えが止まりません。
風邪ひくッて!!

えーと、館内は毛利家の品物などがありました。
松陰先生の東北遊行の原稿もあったので、それこそガラスに

額をつけんばかりの勢いで読みました。

本間だの寺泊だのを探したんですが、見つかりませんでした。
あー、目が痛ぇ。(笑)


なんとか雨も上がったので、そろそろ萩城に行くとします。

萩城は別名・指月城とも言われ、月の名所として知られています。
萩城と菊ヶ浜と月、この三つが揃った情景は、

さぞ素晴らしいのでしょう。

萩城は、現在は城はなく、城跡が残されています。
明治維新の際、藩主が山口へと移り住む際に取り壊したそうです。


こちらが、萩城址・指月公園です。

公園内には、『志都岐(しづき)神社』という社があります。

萩城を後にし、本日の最後の場所に向います。


その場所とは──野山・岩倉獄です。
松陰先生と金子君が密航を企てた罪で、

晋作が脱藩の罪でつながれた場所です。


松陰先生がここで囚人・看守相手に講義を始めたことが、

松下村塾の前身となったことはご存知の通り。
場所は菊ヶ浜の近くです。

こちらが、野山獄です。

上士用です。待遇も良かったようです。

下士用です。

待遇は悪く、松陰先生と密航を企てた金子重輔くんは

ここで病死しました。

 

そろそろ疲れたので、宿に戻ろうと自転車を走らせます。
宿の裏手。すぐです。

 

あっ。

 

前原一誠旧宅。

宿を出る時に気がつかなかったらしいです。

 

実は恥ずかしながら不勉強で、前原さんをよく知りません。
いつかきちんと勉強したいと思っている方の一人です。



今日はこれで宿に戻って休みます。
一人なのにツインの部屋で、リラックス~(笑)
明日は、松陰神社に参ります!