岡山編 こんなはずでは岡山城

8月1日(日)
いよいよ待ちに待った幕末旅行の幕開けです。
朝8時に地元の最寄の駅へ。初めて乗るは北越2号。
予定ではこの後、3つの特急といくつかの在来線を乗り継ぎ
約12時間かけて高知へと向かいます。
駅のホームで母上としばしの別れを惜しみ、いざ!

が。
折りも折り。
台風10号、四国直撃。

約9時間かけて岡山駅に到着したところで足止めを食らいました。
駅構内の電光掲示板はすべて
『台風のため、特急南風号は終日運休となっております』
ときたもんだ。
これでは四国にはいれません。
念のため高速バスもあたりましたが、こちらも運休。
まさに八方ふさがり。
仕方なく、今日は岡山で一泊することになりました。
8月2日(月)
朝8時ごろチェックアウト。
岡山駅に行って様子をうかがうも、今日も特急は運休でした。
復旧のめどはたっていないとのこと。
仕方がないので、今日は岡山を満喫します。
そう腹を括ればさっそく情報収集です。これからかい。
岡山はノーチェックだったのですよ…。
とりあえず駅から15~20分歩いたところに岡山城があるそう。
さっそく向かいます。
外は雨。おかげで少し蒸すものの気候はよい感じです。

で、岡山城です。

岡山城は別名、烏城(うじょう)とも呼ばれているそうです。
なるほど、カラスのように真っ黒なお城です。
場内は4階まであり、それぞれの階に城の資料が展示されています。
ところで当時、岡山城内では納涼お化け屋敷が催されていました。
怖がりなくせに怖いものが大好きな私は食いつきます!
でも、ひとりではやっぱり怖い…。
おもわず聞いてみたりして。
「ひとりなんですけど…、大丈夫ですか?」
そしたら係員、
「多分…」
多分ってなんだよ、多分て!
しかし、その言葉に脅かしの意味はありませんでした…。
最初は余裕たっぷりだった、私。出る時は半泣き。
ええ、骨の髄まで涼ませていただきました…。


さて。 岡山城を出た私は、岡山市内をぷらぷら歩きます。
道すがら、市立美術館や竹下夢路美術館などなど、
面白そうなものがたくさんあります。
しかし今日は月曜日。
軒並み休館日
ぎゃふん。

トホホな気分で岡山駅へと戻りました。
するとなにやら構内が慌しい様子。
もしやと思って駅員さんに話しかけると、
「とにかく急いで! はやく乗って!」
と、あれよあれよと改札口へと押しやられ、停車している電車へと。
とりあえず、発車時間がすぐだというので電車に乗り込み座席につき
ふぅとひといきついたところで、ようやく事のあらましがわかりました。

特急南風号は相変わらず動きません。が、快速しまなみ号は
途中までいけるので、それに乗って川之江駅までいくと、
そこから高知駅までの代替バスが出るそうです。

もしも美術館やら何やらで時間を潰していたら、確実にこの電車に
乗り遅れていました。
ありがとう月曜日!


そしてようやく高知に到着です!
バンザーイ!!