萩編 その5 萩を見渡す丘

8月10日(火) つづき

松陰神社を離れ、次に向かったのは、吉田松陰誕生地です。
自転車で軽くひとっ走り~♪ なんて考えていたら。

 

心臓破りの坂、立ちはだかる。


し、死ぬかと…ッ!
結局、自転車を押しながら坂を登っていきました。
ひ、ひぃーッ(汗)


しかし、そうしてようやくたどりついた松陰先生の誕生地。
いろんな人のお墓もありました!
思いもかけないことに、疲れも吹っ飛び、飛びながら回る、回る(笑)

 

墓地の隣に松陰先生誕生地の碑がありました。

近くには、松陰先生と金子君の銅像がありました。

松陰先生と金子君の銅像を見て、振り返ったとき、

ようやくどうしてここがこんな坂の上にあるのかわかりました。


ここからは、萩の街が一望できるのです。
それは、切ないくらいステキな眺めでした。
松陰先生も、塾生のみんなも、

ここからずうっと萩を見守っているのだなぁ──
そう思うと、なんだか、嬉しいような、泣きたいような

気持ちになりました。


さて、あれほどきつかった坂は、帰る時は一瞬です。
(車の通りが少なくてよかった…)
よい子は、坂はゆっくり下ろうね!


さて、塾生の誕生地めぐり。
地図をみると、もう一人、いるはずなんだけれど……、
公園があります、ちょっと一休みしようかな。

……おや?

いました。
品川弥二郎誕生地です。
っていうか、どうして公園の片隅!
あやうく見逃すところでした。危ない、危ない。
……小学生とか、乗って遊んでそうです。
(↑弥二はむしろ本望かも…。そんなイメージがあります/笑)
本当に萩という街は歴史が身近でいいですねぇ…。


少し体力に余裕があったので、
足を伸ばして萩反射炉に行ってみました。

幕末に反射炉があったのは、

ここのほかに静岡の韮山があります。
実際に見るのは初めてです。

ここへは、あまり誰も来ないのでしょうか。ひっそりとしています。
萩市内の雰囲気とは違い、取り残された寂しさのようなものが

漂っていました。


ここで、雨が降ってきました。
まだ少し回りたいところがあったのですが、

それは次回の楽しみにしておいて、宿に戻りました。


明日は萩を離れ、いよいよ次は京都に入ります。